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一般治療(成人、小児)

成人治療ポリシー

成人治療と小児治療の大きな違いは、成長の有無と全身的な機能不全を持ったまま成長が終わり、その結果、歯列不正、歯周病、無歯顎(総入れ歯)等、歯科的疾患のみならず、内科的、整形外科的疾患をも患っているケースが多いことです。
長い間姿勢の歪み、生理的機能の歪みを気づかないでいると、基質的変化、形にまで及び、元に戻りにくくなってしまいます。小児期に口呼吸があったため、歯列が狭くなり叢生歯列(乱ぐい歯)をおこしてしまった場合、虫歯、歯周病、顎関節症等を発生しやすくしてしまいます。
完全に解決しようとすると、矯正治療や顎位の修正、全身の姿勢の調整が必要になり大事になってしまいます。また、年齢が進むほど全身の歪みを治そうとすると、現在それなりに身体が適応していたことに対する反作用が起こり、一時的な不調和を引き出してしまいます。時間と忍耐の必要な治療になります。成人治療は、局所の治療にとどめるか、根本治療、原因の除去療法まで行うかによって治療の時間、費用が異なってきます。
いずれにしても、十分な説明と患者さん自身の理解が必要です。

成人のむし歯と歯周病、歯列、咬み合せ治療は、口の中だけでなく全身と複雑に関係しており、歯周病・歯列矯正・咬み合せ・審美修復・再生治療等の歯科治療はもとより、内科(糖尿病、高血圧、自律神経失調症など)・耳鼻科(いびき、睡眠時無呼吸、難聴、アレルギー等)・整形外科(腰痛、肩こり、頭痛)や代替医療[オステオパシー・東洋医学・ヨーガ・操体法etc.]を含めた統合した知識と技術が必要となります。統合医療は、病気症状を取り除くことだけを目的としたものではなく、心の状態や家庭での生活習慣、社会的環境など多面的に原因を見つめ、一人ひとりに最もふさわしい治療方法を一緒に考え、提供します。統合医療は、自然治癒力を高めて、病気にならないようにする、病気を予防することを第一に考えます。QOL(生活の質)の向上を図り、生活習慣や環境改善を含めた統合的な健康づくりに取り組むものです。

松崎ファミリー歯科矯正歯科は、最新のX線撮影装置、顎運動診断機器(K6I)、咬合分析装置(TスキャンIII)、セファロ分析装置(コアIII)、ジルコニア、オールセラミック、再生治療等の現代医学の最新診断装置による分析と代替医療の良い所を取り入れた、口の中だけではなく全身を考えた統合医療を行っています。

小児治療ポリシー

小児の患者さんのお口と全身の健康監理は、お母さんのお腹にいる時から始まっています。丈夫な歯を作るため、正常な顎の発育のため、禁煙・禁酒はもとより、アレルギーを引き起こさない食事・生活環境が必要です。

生まれてから重要なことは、母乳と糖質(お菓子・砂糖)のコントロール、呼吸と咀嚼、嚥下です。母乳育児はアレルギーを起こさない身体づくりにはかかせません。また、精神的発育にも大きな影響をもたらし、こまやかな情緒あふれる安定した心を持つ子供に育てます。糖質のコントロールはそんなに難しくはありません。3歳まではお菓子を与えない、料理に砂糖をできるだけ入れずに、薄味の料理を心がけることです。砂糖、ショ糖、果糖類は、食べると胃ですぐに吸収され急激な血糖値の上昇が起こります。血糖値が上がると、脳は興奮状態になり気持ち良くなります。一度この快感を覚えると、お菓子を見ると欲しがるようになってしまいます。麻薬中毒患者と同じです。こうなると糖質のコントロールは困難になってしまい失敗です。ヒトが生きていく上で砂糖は必須ではありません。成長して糖質のコントロールが出来る年齢(6~10才)まで甘味はひかえましょう。過食と砂糖は糖尿病予備軍も作ってしまいます。

もう一つ重要なことは、正しい呼吸法、鼻呼吸の獲得です。正常な顎、口腔系の発育、正常な嚥下方法の獲得、正常な舌の位置の決定には、鼻呼吸が絶対条件です。すべての哺乳類(サル・イヌ・ネコ等)では鼻呼吸しか出来ません。ヒトだけが、声を発することができるようにのどの奥の構造が変化し口呼吸を可能にしてしまったのです。精確なデータはありませんが、成人の7~8割は口呼吸か鼻呼吸との併用型と言われています。

歯ならび・咬み合せは3~6才頃に基礎が完成されます。お口の構造と機能、生活習慣でこの時期がその子(ヒト)の一生を決定すると言っても過言ではありません。

医療法人CERA松崎ファミリー歯科矯正歯科は、虫歯のない、正しい咬み合せ、歯列で、元気な身体と心を持った子供に育つための、正しい知識と生活習慣を身につける治療と指導を行っています。

乳児~5才児のお口と歯の健康

乳児(0ヵ月~6ヶ月)のお口の健康

母乳育児の薦め
0ヶ月~6ヶ月は歯が生えていないからと言って歯科的に重要な時期ではないと思ってはいませんか?母乳育児は吸綴(きゅうてつ)運動と言って、乳児の顎・全身の発育に重要です。顎・顔面の筋肉はもとより胸隔・横隔膜など多くを使ってお乳を飲むからです。哺乳ビンは吸引圧が上がらず口の中に流し込みになり、吸綴運動ができません。また、お母さんの利き手方向からの授乳になり一方方向からの抱き抱えが体の左右対称の発育に影響を与えます。母乳育児はその人の身体と精神発育を左右します。

乳児(6ヶ月~1才半頃)のむし歯予防

生後6~7ヶ月で下の前歯が生え始めます。この時期は歯を磨く事より も、お口を開けたり歯ブラシの感触に慣れることを目標に遊び感覚でお 母さん磨きを始めましょう。むし歯菌は大人の口から感染します。

誰かが口にした食べ物、たとえばお母さんが噛んでやわらかくしたものを あげるのは感染の原因になります。寝かせつけ授乳・哺乳ビンは歯には よくありません。お誕生過ぎには歯が何本も生えています。

これらの歯をむし歯にしないためにも断乳できるように心がけましょう。

1才半~3才児のむし歯予防

寝る前に何か飲ませていますか?寝る前の乳酸菌飲料、炭酸飲料、スポーツドリンク、100%ジュース、コーヒー牛乳などはやめて、お水、お茶にしましょう。起きているときは唾液がたくさん出て、口の中の酸を洗い流す役目をしますが、寝ている間はそれが少なくなります。この時期のむし歯発生の主な原因はこういった生活習慣からきています。そろそろ、フッ素塗布を始めるのも良いでしょう。

歯磨きはまず遊び感覚で自分でやらせてみましょう。ご両親かご兄弟、誰かが一緒に磨いているのを真似するところから入るのもいいですね。最後にお母さんの後磨き。この時期、知らないうちに奥の歯が生えていた!なんてことがあります。明るいところで、特に上の奥歯に気を付けて。3歳児健診では不正咬合がチェックされます。指しゃぶりや物をくわえる癖などがあると指摘されるかもしれません。そういう癖は早めに絶ち切りましょう。

4、5才児のむし歯予防と口呼吸

4才を過ぎると歯と歯の間にむし歯ができることが多くなります。これはふつうの健診では見つけにくいものなので、気づいたときにはだいぶ進行ていたということが少なくありません。痛い、と訴えた頃には神経近くまで進んでいることが多いので要注意です。3、4ヶ月に一度はフッ素塗布をかねて歯みがきのチェックを受けるのがお勧めの予防策です。

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小学校低学年~中高学年の歯の健康

小学生のむし歯と歯並び

乳歯から永久歯へと生え替わる時期です。生えてから2,3年以内の永久歯は幼若永久歯といわれ、むし歯になりやすく、また進行が早いのが特徴です。フッ素塗布と深い歯の咬み合わせの溝をうめるシーラント処置がおすすめです。予防はしっかり行わなければなりません。

小学校低学年

6歳になる頃、今まであった乳歯の奥に6才臼歯と呼ばれる永久歯が生えてきます。時々、生えてきている途中に歯ぐきが痛くなる場合があります。ほとんどは一過性のものですが、長く続くようなら、ご相談下さい。その部分の清掃が十分でないことも良くありますので、お母さんの後磨きが重要です。汚れが見えにくい場合には歯垢染色液を用いるとよいでしょう。多少時間はかかりますが、きれいにする楽しみが加わります。

時期を同じくして生えかわるのが前歯です。永久前歯の大きさは乳歯のそれより大きいので、きれいに生え替わるには乳歯と乳歯の間に十分な隙間が必要です。 5才頃、隙間なくきれいに歯が並んでいるお子さんは、その後歯並びが乱れるということになります。

5~6才頃の顎・顔面の大きさは成人の約1/2です。口呼吸によって下顎の正常な発育が出来ていないお子さんは、この時期に修正出来ればヒトの遺伝子は、正常な残りの成長でその個体のあるべき形に整える働きをします。矯正装置を使用していなくても歯並び、咬み合せが治る最後のチャンスです。歯並び、咬み合せは遺伝ではありません。歯列不正の約80%は口呼吸の問題です。口呼吸は歯列だけの問題ではなく全身の姿勢を変化させ背骨の正常な湾曲を変えてしまい自律神経系の病気まで作ってしまいます。口呼吸のあるお子さんは鼻呼吸できるよう指導をしています。ご相談ください。

小学校中学年~高学年

前歯と6才臼歯の間に残っている乳歯が交換し始めます。このころまでにもしもむし歯などで早期に失っている乳歯があるようですと、その部分の歯並びに大きく悪影響を及ぼすことがありますので、早めにご相談下さい。

このころには歯磨きは一人ですることが可能です。大人でも同じことですが、鏡を見ながら歯磨きをさせて下さい。洗面台の鏡は大人は見やすくても子供には遠く感じるかもしれません。そういう場合は手鏡を用意してあげて下さい。

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小児歯科Q&A

乳歯がまだ残っているのに永久歯が生えてきました。どうしたらいいのでしょう?
永久歯が顔を覗かせてからしばらくたっても乳歯が抜けない場合、抜いてあげる必要があるかもしれません。永久歯が正常な位置に萌出できないことがあるからです。もちろん、そのままにしておいても自然に乳歯が抜けることが予想されれば無理に抜くことはありません。
子供が歯医者嫌いで困っているのですが?
一度怖い思いをしてしまうとなかなかそのイメージは払拭されません。当院では歯医者が初めてというお子さんや苦手というお子さんには歯磨きなどでコミュニケーションをはかり、治療の「練習」をしてから実際の治療に入るようにしています。「痛い」ことを出来る限りさけるため、治療でどうしても麻酔の注射が必要な場合は笑気ガスという軽い鎮静・鎮痛効果のある吸入麻酔薬を使っています。(もちろん大人でも使えます)
右側の永久歯が生えてしばらくたつのに、左側の同じ歯は生えてきません。なぜですか?
反対側が生えてから半年経っても生えてこない場合は、萌出遅延と診断されます。原因はいろいろ考えられます。乳歯を以前ぶつけたことがあるとか、神経(歯髄)を抜く治療をしてあるとか、さまざまです。永久歯が違う方向に向かって生えていることも考えられます。生まれつき歯がない先天性欠如歯の可能性もあります。一度レントゲンで確認をとった方がよいでしょう。
乳歯の前歯の色が1本だけ違う気がします。むし歯ではないと思うのですが・・・
その歯を強くぶつけたことはありませんか?ぶつけたあとしばらくすると中の神経(歯髄)が変性をおこして壊死した場合にこういう色に変色してきます。放置すると後から生えてくる永久歯に影響が出ることがあります。早めにご相談下さい。

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医療法人社団 CERA 松崎ファミリー歯科矯正歯科
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